プロフィール
arachu
arachu
上州アスリートクラブ/ヘッドコーチ
関東学院大学→日清食品グループ→トライアスロン選手
※ニューイヤー(全日本実業団)駅伝出場、
自己ベスト:5000m13分51秒97、10000m28分14秒16、
マラソン2時間15分04秒、07年全日本トライアスロン宮古島大会14位、
アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ)3回出場etc
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2011年05月16日

RICE(救急処置)

もう陸上競技のシーズンが始まっていると思いますが、特にレース中や練習の途中で足首や膝、腰、肘などが突然に痛くなることってよくあります。その痛みによっては途中でも中止にして応急処置をしなければならないときもあります。そのままほっといたり我慢して続行してしまうと痛めた箇所が悪化して完治が長引くことにもなります。

そこで簡単ではございますが(今回は写真はございません!)応急処置の方法について説明します。
「RICE」
・R:Rest(安静)
・I:Ice(冷却)
・C:Compression(圧迫)
・E:Elevation(挙上)
この4つの処置の頭文字をとったものを言ってます。

「R:Rest(安静)」
運動を中止し、安静にする。
運動を続行すれば受傷した組織がさらに損傷を受けることになります。
内出血などの場合、腫れがひどくなり、回復も遅くなってしまう。

「I:Ice(冷却)」
痛めた患部を冷やす。
内出血による腫れや損傷した患部の痛みも軽滅できる。
できるだけ速やかに冷却の準備をし、実行する(10分以内に準備・実行するのが理想)
患部に約10分くらい冷やすのが良い(長時間やりすぎると逆に皮膚のほうに影響を受ける(霜焼けのような))
氷水を氷嚢(又はビニール袋やジップロックなど)に入れてアイスパックを作る。
氷はなるべく隙間無く平らになるように詰め込み空気を出来るだけ抜いてから閉める。
アイスパックを患部に当て、ずれないように巻きつける。

「C:Compression(圧迫)」
損傷を受けた軟部組織に圧迫を加えることによって内出血や腫れを抑えることが出来る。
ただし、圧迫が強すぎると静脈還流の妨げとなり末梢の循環障害を起こし、二次的損傷の原因にもなる。

「E:Elevation(挙上)」
患部を心臓より高い位置にする。
内出血による腫れを抑えることが出来る。


*あくまでも応急処置なので専門医の診断は仰いでください。