プロフィール
arachu
arachu
上州アスリートクラブ/ヘッドコーチ
関東学院大学→日清食品グループ→トライアスロン選手
※ニューイヤー(全日本実業団)駅伝出場、
自己ベスト:5000m13分51秒97、10000m28分14秒16、
マラソン2時間15分04秒、07年全日本トライアスロン宮古島大会14位、
アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ)3回出場etc
Information
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 38人

2011年12月29日

コーチの感じた(観た)ニューイヤー駅伝!①

私コーチ、実はこう見えても元旦に行われる「ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)」に6度出場して走りました('94、'96、'97、'98、'99年、2000年)。そこで実際に走った時に感じたことやここ群馬でこの大会が約20年以上が経ちそれまでの知ってる範囲での歴史や流れについても書いてみようと思います。

「コースについて」
全日本実業団駅伝も第32回(1988年1/1)以降群馬で行われるようになり、しかも毎年1/1(元旦)に行われ、「ニューイヤー駅伝」と呼ばれるようになりました。当初は県庁前をスタートし、高崎市役所→伊勢崎市役所→太田市役所を折り返し、伊勢崎市役所から県庁まで直接走る約86.4kmのコースで始まり、2001年からは現在のコースの距離(Total:100km)で行うようになり、太田市役所からは桐生を通りゴールの県庁前までを1周廻ってくるようなコースになりました
。2008年までは今の2区と3区で1区間の22.0km、4区の区間を3区と4区に分けての配置でした。2009年以降は現在の区間配置となり、スタート(1区)~高崎市役所経由の伊勢崎市役所までは2000年までに行なった時と同じ区間配置となり、4区が伊勢崎市役所~太田市役所までの22.?kmの一番長い距離となりました。
特にこの時期は群馬県特有の「強い空っ風」が吹き、特に後半の区間になればなるほど向かい風に追われる傾向が多く、走る選手にとっては"試練の泣き所"でもあって、それによっての区間配置や作戦も腕の見せ所でもあり、駅伝ファンにとっては見応えのあるレースのひとつでもあると言えるでしょう。

「ルールetcについて」
1990年以降、各チームに「外国人選手」を起用するチームが続出し始め、2000年位までには出場チームの約半数チームが起用するまでになってきました。2001年からはその外国人選手に対しての「起用区間」の制限をするようになり、日本に半年(180日)以上在籍していないと出場出来ないというルールも出来てきました。2001年~2008年までの大会では一番距離の長い2区(高崎市役所→伊勢崎市役所:22.0km)と5区(太田市役所→桐生市役所:15.8km)の2つの区間での外国人の起用が禁止され、2009年以降の現在の区間配置では一番短い2区(高崎市役所→公田町:8.4km)のみの起用となり、この2区は「インターナショナル区間」と呼ばれるようになりました。

「過去のレース(チーム)の状況」
群馬県で「ニューイヤー駅伝」が行われて以降、時代と共に「チームの色」や「強豪チーム」も入れ替わってきています。その中から日本を代表するランナーも続出していることも確かであります。
1988年~99年までは第32回の「エスビー食品」、33回の「日産自動車」、40回の「カネボウ」以外は何と「旭化成」がほぼずーっと優勝していると言って良いくらい「旭化成」の時代でした。特に1988年~90年前半はちょうどマラソンで「瀬古利彦さん」や「宗兄弟」から世代交代が始まり、谷口浩美さんや森下広一さん・・・etcとマラソンでオリンピックに出場して活躍されてきまして、以降各チームでも徐々に世界で戦えう選手も出てきました。
2000年を過ぎてからは特に「箱根駅伝」etcで活躍された選手たちがそのまま実業団の世界に入り、各チームの層が厚くなってきたせいか、特に長い連覇が続くことなく毎年優勝チームが入れ替わる「激戦駅伝」とも呼ばれるようになり、先ほどコースについて上記に書いたとおり、各区間の距離が長くなったおかげでいわゆる「つなぎの区間」というのは通じなくなり、誰もがどの区間でもきちんと走れる選手を揃えないと勝てなくなってきた時代になってきてと感じます。いわゆる「速い選手」でなく「強い選手」を求められる時代になってきました。

あくまでも自分が感じたこと、思ったことを書いています。まだ他にも書く事もあるかと思いますが・・・・・。
もし違うetcと思ったらごめんなさいface06
実際に走って思ったことについて次回に書いてみようと思います。

コーチの感じた(観た)ニューイヤー駅伝!①
2000年に出場した時の集合写真です。






同じカテゴリー(雑談(日記・観戦など))の記事画像
2020年1月のレース報告(結果)!!
2019年12月のレース報告(結果)!!
ぐんまマラソン2019(会員様結果)
(9/21~29)レース報告!!
2018ぐんまマラソン②
2018ぐんまマラソン①
同じカテゴリー(雑談(日記・観戦など))の記事
 2020年1月のレース報告(結果)!! (2020-02-05 15:25)
 2019年12月のレース報告(結果)!! (2019-12-23 08:10)
 ぐんまマラソン2019(会員様結果) (2019-11-12 14:13)
 (9/21~29)レース報告!! (2019-09-30 10:27)
 2018ぐんまマラソン② (2018-11-07 07:46)
 2018ぐんまマラソン① (2018-11-06 08:06)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
コーチの感じた(観た)ニューイヤー駅伝!①
    コメント(0)