プロフィール
arachu
arachu
上州アスリートクラブ/ヘッドコーチ
関東学院大学→日清食品グループ→トライアスロン選手
※ニューイヤー(全日本実業団)駅伝出場、
自己ベスト:5000m13分51秒97、10000m28分14秒16、
マラソン2時間15分04秒、07年全日本トライアスロン宮古島大会14位、
アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ)3回出場etc
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2011年05月30日

理事長も書いてます~Vol.4~

こんにちは。

群馬県も梅雨入りし、スポーツクラブを運営している弊社としても
雨天時メニューなどで頭を痛めている今日この頃です。
できれば、天気が良い中で、子供たちに走り回って欲しいものです。

早速ですが、今日は、「なぜNPO法人なの?」・「法人格って必要?」
というご質問にお答えします。
※最近取材などで背景背景を聞かれたり、友人から「りじちょー」ってからかわれるからです(笑)

まずはNPOの簡単な説明から…。
NPO法人は、「Nonprofit Organization」、日本語に訳すと「非営利組織」、「非営利団体」となります。
「営利を目的としないこと」とは、構成員(役員、会員等)に利益を配分してはいけないということです。
例えば、株式会社では利益が生じた場合、その利益を役員、株主に分配することができます。
しかし、NPO法人では、利益が生じても、その利益を役員、会員等に分配してはいけないのです。
つまり、利益はNPO法人の活動(弊社ならスポーツ振興※陸上教室など)のためだけに使用しなければならないのです。
また、NPO法人の運営に必要な経費を「その他の事業」で賄う事も当然、認められております。
つまりは、利益の配分には制限があるが、営利活動を認められていないわけではないのです。
「非営利団体」って言葉が「NPO法人」の誤解を生んでいるのでしょうね…。
詳しくはこちらのサイト(参考にさせてもらってました)

そもそも「NPO法人ありき!」では無かったです。
前回ブログでも述べましたが、起業前に複数のスポーツクラブを視察したり、お話を伺っていました。
その結果、自分がやりたいことは「陸上競技の普及」・「アスリートのセカンドキャリア支援」・「地域密着のスポーツクラブの設立」という結論に至りました。
最初は、法人格って必要か?法人格なら何が良い?とずっと考えていました。
そして「地域密着スポーツクラブの設立」なら、行政(地方自治体など)・地元企業様と協業可能性が高く、社会性(地域貢献色)の強い「NPO法人」が弊社の事業なら「一番しっくりくる」と思い設立準備に至りました。

NPO法人にしたもう一つの狙い
ご存知?のように私たちは群馬県出身者ではない「落下傘県民」であり、既存の活動団体もなく、事実上「0からのスタート」でした。
私も会社を辞め、片手間の事業では無いので、生活をしなくてはなりません。
その為には、「早く事業を軌道にのせる」ことに注力しなくてはなりませんでした。
NPO法人ですと、認知・集客するためのパブリシティ(安価な広報手段)も獲得しやすいと考えました※実際、上毛新聞様、読売新聞様、朝日新聞様、FM群馬様、ラジオ高崎様(順不同)に掲出して頂きました。
お陰さまで、知名度も上がり、イベント参加や、スクール参加者も増加致しました。

NPO法人だからメディアに掲出されるわけではない!?
「上州アスリートクラブの白水って理事長」が面白そうなことを始めた。
というだけでは、もちろんメディア掲載は無かったと思います。
そこには、「理事」の方々の存在が大きいと思います。
日本陸連の副会長、プロランニングコーチ、実業団監督という方々の名前は、安心感、スケール感を
演出できる(もちろん名前だけでは無いですよ)と考え、お願いをして回りました。
「この組織だからこそ実現可能なのでは?」というのも、アピール材料にはなったと思います。
※この事業を始めるにあたり、理事の方々へのお願いが一番骨が折れました…。企画書の枚数は30枚弱…この作業が難儀でした。

スポンサー営業をする際にもメリットが?
現状では、「地域貢献」・「地域活性」という点で、スポンサード頂いている企業様が多いです。
弊社は「群馬県から認証」を受けているNPOですので、その辺りもあるのでしょうか?
私たちも、「地域活性化事業」を事業内容に入れてますので(スポーツ分野から)、趣旨に賛同して頂けるのは、すごい嬉しいですし、しっかり貢献しないといけないなというのはあります。
NPO法人は、事業計画・収支報告書の公開が義務付けられているので、透明度にも好感を得ているのでしょうかね?と、ここまでは、私が営業している中での経験談です。


他にも、メリット・デメリットもありますが、主にお伝えたいのは以上です。
長くなり、上手な文章では無いですが「NPO法人にした理由」を綴ってみました。
結論としては「株式会社」より、弊社のビジネスモデルは「NPO法人」に向いているのではないかということです。
あくまで、株式会社が悪い、個人事業主が悪いというお話ではありませんので
その辺りはご理解いただきたいと思います。

ご質問や、ご意見等は、コメント欄・弊社HP・Twitterなどからお願いします。


弊社HP…http://www.josyu-a-club.org


  


Posted by arachu at 20:22Comments(0)理事長のはなし