プロフィール
arachu
arachu
上州アスリートクラブ/ヘッドコーチ
関東学院大学→日清食品グループ→トライアスロン選手
※ニューイヤー(全日本実業団)駅伝出場、
自己ベスト:5000m13分51秒97、10000m28分14秒16、
マラソン2時間15分04秒、07年全日本トライアスロン宮古島大会14位、
アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ)3回出場etc
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2011年06月17日

スポーツ基本法成立~理事長も書いてますVol.7~

本日17日午前、スポーツ基本法が参院本会議で全会一致で可決、成立しました。1961年に制定されたスポーツ振興法を半世紀ぶりに全面改正しました。紆余曲折はありましたが、やっと一歩前進したかなと思ってます。
けれども、スポーツ庁の設置は現状見送られた(付則)ことなど、まだまだ課題はあると思ってます。
実は、総選挙にて廃案になった「2009年6月」に自公で提出したスポーツ基本法の意見交換会を傍聴させていただく機会がございました。その時に考えたスポーツ界の事や、現状・未来なども踏まえ、自らの持論を綴ってみたいと思います。※認識違いや勉強不足な面がございましたらご指摘ください。

スポーツ基本法って?
詳しくはコチラ
解りやすく言うとスポーツを通じて、「国民の健康増進」、「国民の誇り・喜び」、「人的交流」を推進する法律とでも言えば良いのでしょうか?1961年に制定された「スポーツ振興法」は、教育つまりは「体育の延長」と捉えている部分が多いですかね…。

なぜ今まで改正しなかったのか?
主要大会でのメダル数の減少や、各党のスポーツ振興に対する「スタンスの違い」がありました(どちらが良いとは触れませんが)自公はTOPアスリートの強化からスポーツに関心を持ってもらい、底辺を広げる。民主は、地域のスポーツクラブから底辺を広げ、TOPを育成するという考えが多かったように思います。私はどちらも間違っては無いと思いますが、どちらも難しさを抱えているのは同じです。TOP主導型ですと、露出が少ない競技、世界で現状戦えない競技の普及は難しいです。地域クラブ主導は、指導者の問題、施設の問題など「金銭的」に難しいと思います…。

解決策は?
私が言うのもなんですが…「スポーツ庁の設置」が一番いいと思います。その理由は、現在「スポーツ」には教育分野を担ったり、JOC・体育協会を管轄している「文部科学省」・パラリンピックなどの障害者スポーツを管轄している「厚生労働省」・警備などを担当する警視庁の上部機関「内閣府」など複雑に各省庁が絡まっている状況です。ということは、一つの庁が予算を一元管理をすれば、TOP、パラリンピック、地域スポーツにしがらみなく配分できるのでは無いかと思うのですが…政治判断ですので、これ以上は自重します(笑)

と、いろいろ言いましたが…
弊社は、始めたばかりの「地域スポーツクラブ」です。しかし、「誰かに言われたから創ったクラブではありません」。自主的に設立し、地域の皆様が楽しくスポーツに参加が出来て、そこから「世界を目指すアスリート」が育ってくれれば嬉しいのです。お金が無い?知恵を絞って頑張るしかないんです(笑)自分で好きでやってるのですから。このような活動をしているクラブはたくさんあると思います。それこそが「スポーツ振興」だと僕は思います。


と、若造が語ってしまいました…。「スポーツが好き!」・「陸上競技が好き!」という会社ですので、応援して頂けると嬉しいです。

  


Posted by arachu at 18:42Comments(0)理事長のはなし