プロフィール
arachu
arachu
上州アスリートクラブ/ヘッドコーチ
関東学院大学→日清食品グループ→トライアスロン選手
※ニューイヤー(全日本実業団)駅伝出場、
自己ベスト:5000m13分51秒97、10000m28分14秒16、
マラソン2時間15分04秒、07年全日本トライアスロン宮古島大会14位、
アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ)3回出場etc
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2011年07月04日

陸上競技観戦の楽しみ方②~理事長も書いてますVol.11~

前回のブログでは、陸上競技の種目、各国(地域)毎の人気種目を書きました。今回は「私なり」の陸上競技の楽しみ方、観戦する際のポイントなどを綴っていきたいと思っております。※日本陸上競技連盟の陸上ガイドにもしっかり書いてありますので参考に。

まずは事前準備をしっかりと!
例えが適切かわかりませんが、解り易いと思うので書きます。競馬をやった事がある方なら理解できると思いますが、勝者を予想する際に「前走」・「持ちタイム」・「調教(直前練習)」・「実績」・「展開」などを予想すると思います。私は、事前情報としてこの情報をインプットしてから観戦に挑みます。
「前走」重視
短距離種目。短い距離なので、本番までに劇的に状態が上がってきたというのは少ないですね。大体、直前の予選通りの順位で決着することが多いと思います。※でも走破タイムが短いので、胸の差一つの番狂わせがある競技でもあります。
「持ちタイム」・「実績」重視
投擲種目。技術や精神面に大きく左右される種目で、大舞台で強い!と言われるのが多いのもこの競技です。ハンマー投げの室伏選手などは、5.6投目での逆転なども多く国際舞台の豊富な経験も生かされているのではないでしょうか?
「展開」重視
中長距離種目。国際大会などでは、タイムを狙うというよりも、メダルを狙いに来るので、極端にスローペースになったりすることもあります。周回を重ねるたびに、ペースを上げ下げして、ライバルを蹴落としていくというのも競技の醍醐味です。展開次第では、「前走」で良かった若手より、「実績」があるレース巧者であるベテランが台頭してくることも多いです。
「調教」重視
跳躍種目。踏切などのタイミングを重視する種目なので、いったん狂ったリズムを修正するのは容易ではありません。逆に言えば、調教(調整)が直前で上手にいった若い選手などがメダルが多くなる確率が多いのもこの種目です。

上記はあくまで私見です。ファンとしての見方ですので、競技者の方には反論があるでしょうが、ご了承頂けますと幸いです…。

相場観を養おう!
「フィギュアスケート」で「SP100点突破!」と言われてもモノサシが無いと凄さがわかりませんよね…。大会観戦で必要なのは「モノサシ」になってきます。とりあえず、世界記録はわかっておくべきですね。例えば、男子100mなら、予選9秒台なら→「まぁー決勝までいくだろう…」ハンマー投げなら、予選80mオーバーなら、「メダル圏内だな…」など、基準値があると観戦の楽しみも増えていくと思います。
男子100m9.58、男子200m19.19、男子10000m26:17.53、ハンマー投げ86.74m、やり投げ98.48mなどが世界記録です。詳しくはコチラ
あとは、世界陸上ならTBSで生中継されるので、織田裕二さんの注目選手情報などをインプットするのも良いでしょう。

と、私なりの楽しみ方を書いてみました。競馬がわからない方には、少し難しいかもですが…。「競馬と一緒にするな!」というご意見があると思いますが、あくまで観戦の一例ですのでご理解いただけますと幸いです。今回の世界陸上は韓国開催と時差は少ないので「家族の方にウンチク」を語る材料になって頂けますと幸いです(笑)。

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Posted by arachu at 20:03Comments(0)理事長のはなし